祈り

去年の今日、友達の1歳になったばかりのお子さんが亡くなった。
赤ちゃんが原因不明の病気で亡くなる率というのは現代日本でもけっこう高いらしい。とはいえ現実として突きつけられたら自分に何ができるのか…
あの時、自分は一緒になって泣くことしか出来なかった。
今も、思い出しただけで目頭が熱くなる。
 
正直、この一年間、その友達と連絡することすら避けていたような気がする。
何を言えばいいか判らないのだ。情けない限りなのだけど
いまだに携帯の留守電に入っていた彼の落ち込んだ声と、困惑し混乱している葬儀の日時を知らせてくれたメールは強烈なイメージとして頭に残っている。
今はただ、幼い命がその短い一生が愛につつまれたものであったことを喜び、輪廻転生というものが存在するのであれば、もう一度彼と奥さんのところに戻ってきてこんどこそ幸福な一生を送ることができますようにと願いたい。
 
一年たって、少しは冷静な文章がかけるかと思ったけれど、やっぱり書けなかった。